ライブカジノの還元率は高い!でも勝てない理由
ミスターK
ライブカジノが人気の理由に、ほかのギャンブルよりも還元率が高いことが挙げられます。それだけプレーヤーにとっては有利というわけですが、実際にはなかなか勝てないという人も多いでしょう。その理由を説明します。
目次
ライブカジノは有利!これだけ高い還元率
ミスターK
還元率とは、カジノやギャンブルを運営する組織からプレイヤーに対して払い戻しをする割合のことです。
公営競技やパチンコなどの還元率
オンラインカジノに限らず、競馬やパチンコ、あるいは宝くじにも還元率というものがあります。これは賭け金に対して、平均でどの程度の払い戻し金があるのかということです。
たとえば、宝くじ・公営競技・サッカーくじ・パチンコの還元率は、次のようになっています。
種類 | 還元率 |
宝くじ | 45.7% |
公営競技 (地方競馬・競艇・競輪・オートレース) |
58.5% |
サッカーくじ | 49.6% |
パチンコ | 約85% 4パチ15.28%、20スロAT機13.9% (2017年〜2018年の粗利率より計算) |
外部参考記事
・宝くじ・公営競技・サッカーくじの実効還元率
・「DK-SIS白書」発表、4パチの業績が大幅下落
ライブカジノの還元率
ライブカジノの還元率は、第三者機関の調査によって公表されています。海外のサイトでは、ライブカジノごとの還元率を調べて比較しているところがあります。
たとえば、Au online casinoによると還元率の高いライブカジノサイトとして以下のようなサービスを掲載しています。
・Fair Go casino 98.43%
・Play AMO 98.43%
・JOKA ROOM 98.43%
またアメリカのライブカジノサイトによる調査では、ゲームごとの一般的な還元率は次のようになっています。
ゲーム | 還元率 |
ブラックジャック | 約99% (シミュレーションによる値で、実際は数%低い) |
ビデオポーカー | 約99% (シミュレーションによる値で、実際率は数%低い) |
オンラインスロット | 94.5%~96.5% |
ヨーロピアンルーレット | 約97% |
ライブカジノの還元率を高めるということは、運営会社の収益を減少させることにつながります。これ以上高い還元率のライブカジノは、逆に危険だと思ったほうがよいでしょう。
いずれにしても、ほかのギャンブルや宝くじなどと比較すると、ライブカジノの還元率が極めて高いことがわかります。
外部参考記事
・2019年のトップペイアウト オーストラリアオンラインカジノ
・ベストペイアウト オンラインカジノUSA 2019
期待値について理解しよう
還元率は平均的な払い戻し率であり期待値です。その点を理解しておく必要があります。
還元率は期待値のこと
たとえば1万円のお金がライブカジノに入り、そこから9,500円がプレイヤーに支払われたとすれば、還元率は95%となります。
しかしこれは、1万円を払えば必ず9,500円が戻るというものではありません。膨大な数のプレイヤーからの入金に対して、すべてのプレイヤーへの総額として95%の勝利金が支払われただけにすぎません。
つまり、なかには2万円の勝利金を得たプレイヤーもいれば、1万円の賭け金すべてを失ったプレイヤーもいるということです。稼ぐ人がいる反面、負ける人が必ずいることを表しています。
還元率とはつまり期待値のことであり、確率的には賭け金の何%が戻ってくるのかという理論値にすぎません。多くの勝利金を得ている人がいるならば、必ずその反対に多くのお金を失うプレイヤーもいます。
控除率というリスクがあることを念頭に置くこと
ライブカジノではどれだけ稼いだかという話がネット上に多くあります。それだけを見ると、自分でも稼ぐことができそうです。しかしそのような人がいる反面、負けてお金を失う人も大勢いることを忘れてはいけません。
儲かる話はインパクトがあるので記憶に残りますが、負けるリスクというものを常に抱えていることを念頭に置いてゲームに取り組まなければなりません。
控除率がある限り負け続ける?
還元率も期待値も、わずかな施行回数では十分に反映されません。
たとえばコインを投げるとオモテとウラの出る確率は半々ですが、たった1回の施行なら必ずどちらかが出ることになります。すると、確率半々でも1回でオモテが出れば、オモテのほうが出やすいと考えても不思議ではありません。
もちろん、そのように考える人は少ないでしょう。ならばオモテとウラのどちらかに重心が傾いているコインを投げて、何回くらい実行すればどちらの面が出やすいのかがわかるのでしょうか。
ほんのわずかな偏りならば、数十回程度ではわからないかもしれません。おそらく千回ほど繰り返すと、なんとなくわかってくるかもしれません。
ライブカジノも同じように、少ないゲーム回数では期待値というものはさほど影響を与えません。
しかし長くプレイを重ねていくと、次第に控除率の影響を受けるようになって、資金は順調に(?)少なくなっていきます。これが、還元率が高いライブカジノであってもなかなか勝てない理由です。
利益を出す方法はふたつある!
それではライブカジノで利益を出すのは難しいのでしょうか。そんなことはありません。ライブカジノで利益を出す方法はふたつあります。
勝った時に止めること
ライブカジノで利益を出す方法のひとつは、勝ったらそこで止めることです。
たとえばスロットをやったとします。少ない金額を投じて、運良く当たりが出てそこそこの利益が出たならば、そこでもうゲームは止めることです。
期待値を考えると、長く続けることによって利益は還元率に近づいていきます。つまり投じたお金よりも少なくなるということです。
しかし先の例でご紹介したように、人は早期に当たりが出ると、そのゲームは当たりやすいのではないかと考えてしまいます。そしてもっと多くの利益を出そうと欲が出るため、さらにゲームを続けようとします。
幸いに当たりによって十分な利益をすでに手にしているので、これだけの資金があればまた当たりを出すのも難しくないだろうと考えます。最初に当たりを出した時よりも、はるかに多くの回数でプレイできるからです。
もちろんその潤沢な(?)資金を使ってゲームを続行し、資金が尽きる前に再び当たりが出るかもしれません。その結果、最初に得た利益よりももっと多くのお金を手にする可能性もあります。
これを続ければいくらでもお金は増えていきそうです。しかし残念ながら、長くゲームを続けていくと利益は期待値に、還元率に近づくことになります。
プレイヤーに有利な時だけ賭ける
還元率とは、常にゲームに参加することで影響を受ける期待値です。
となれば、参加するタイミングをコントロールすれば、つまりプレイヤーに有利な条件の時に賭ければどうでしょう。
これは誰もが考えることであり、当然ライブカジノ側でも心得ています。もし参加するプレイヤーすべてがそのようにタイミングを見てゲームに参加すれば、ライブカジノは赤字になってしまうでしょう。
実際にブラックジャックでこの手法を試し、その結果「カードカウンティング」という必勝法が生まれています。これは極めて有効な方法なので、カジノでは禁止しています。
しかしライブカジノではルーレットやバカラなど、確率計算をしやすいゲームでは何かしらの形で、カードカウンティングに似たような手法を使うプレイヤーがいます。
ブラックジャックに関してはライブカジノも対策を立てています。しかしルーレットやバカラなどは、特に対策は講じていないようです。
そこまでしなくても、理論上の還元率を上回る配当は出していないということなのでしょう。つまり、大きく負けているプレイヤーが多いために、一部のプレイヤーが利益を積み上げていてもカジノの運営に影響はないということです。
逆に何かしらの対策を立てて、ゲームがプレイヤーに不利なものとなれば、ユーザーは離れていってしまいます。
つまり、確率と統計を利用した戦術を使うことで、利益を積み上げることは可能といえます。
もちろん、ブラックジャックのカードカウンティングのように決定的な必勝法というものは、まだ存在していません。ということはやはり、十分な知識がないままに長くプレイを続けると損失を重ねる可能性はあるということです。その点には注意しましょう。
まとめ
ライブカジノはほかのギャンブルと比べると、かなり高い還元率であることがわかります。ただし長時間ゲームを続けていると、次第に資金は減り続けてしまいます。その点を考慮して楽しむようにすればよいでしょう。
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